田川の朝空3
2020年10月20日
2020年10月20日の田川の朝空です。
当社がある地域『田川』は、明治から1960年代にかけて炭坑で栄えた地域でしたが、石炭から石油へのエネルギー革命以降は徐々に衰退してしまい、最近では都道府他県や福岡市内への転出、少子高齢化という社会背景も加わり人口減少が続いている、所謂“田舎”と表現される街となっています。
しかし、都会には都会の良さがある一方で、都会ならではの問題もあると思います。それと同じように田舎には田舎の良さが“必ず”あると思います。
この朝空の写真のように、田園風景とともに朝日を拝めるのも、田舎の良さのひとつなのかも知れません。
昨日の通夜にいらしたとある寺院様が法話でこうおっしゃられておりました。
「生きることと死ぬことは1セット。“生きる”という事は元来苦しい事。人の死を目の当たりにするのも、悲しみ途方に暮れるのも生きる者の苦しみのひとつ。しかしながら、これからも生きていく我々は、その死者が与えてくれた“生あるいは命について考える時間”を大切にして、残された僅かな時間を精一杯過ごすこと、それこそが供養になりうる。」と。
嬉しいことの側には怒りがあり、哀しいことの側には楽しいことがあります。
素晴らしい朝があれば、どんより重い夜もあります。暗い朝があれば、満天の星空の夜だってある。
良いところがあれば、必ず悪いところだってある。
それと同じように、生きることのすぐそばに死というものもあるのでしょう。
すべて事が表裏一体で、完璧なものなど実は存在しない世界ということですね。
この朝空を見て、少なくとも今日は嬉しくなる素晴らしい朝に触れることができた事に感謝します。
今日も一日頑張りましょう!
田川市の家族葬専門葬儀社