田川の朝空9

2020年11月19日

2020年11月19日の田川の朝空です。

今日も日の出と月が同じ方角に出ています。

手前の森が陰(シルエット)になっていて、

それに雲が美しく色を添えていて、まるで絵画のようです。

陰といえば仏式のお葬式の時に「陰膳[かげぜん](御霊具前[ごりょうぐぜん])」

をみかけた事がある方もいらっしゃると思います。

元々陰膳は、まだ連絡手段の乏しかった時代、大切な家族が旅先で危険な目に遭ったり

飢えたりすることのないように、無事を祈って用意されていました。

今でも仏前にお供えされることもありますが、これは、あの世へ旅立った故人が

49日の旅を無事に終え、極楽へたどり着けるように」と願うものとされています。
※諸説あります

しかし、浄土真宗では死後は阿弥陀仏の導きですぐに仏になる(往生即身仏)と

されており、旅の無事を願う陰膳は必要とされないことになっております。

この世には多くの宗教が存在し、教えもそれぞれに違います。

教えや作法を全て守り抜く事は難しい部分もあるかもしれませんが、

故人様やご先祖様に『想いを寄せる』事が、一番簡単であり大切な事で

あると思います。

私共は、その想いを寄せるお客様のお手伝いをさせていただいていると思っています。

今日も一日、心を込めた対応を心掛けます。

田川の家族葬専門葬儀社